COLUMN2
海外出張や海外旅行など、海外渡航の理由は様々ですが、海外に行くということは、日本国内にいる時以上に病気のリスクが高まります。海外渡航における病気感染・発症リスクを最小限に抑えるためには、出発前に医療機関で診療・予防接種を受けるなど、準備しておくことが重要です。
そこで、海外渡航時の病気リスクはなぜ高まるのか、どのような準備が必要なのかについて解説いたします。
昨今、海外旅行の需要は高まり、海外渡航する日本人は増加傾向にあります。それと同時に、海外渡航に伴う病気のリスクについても考慮しなければなりません。
日本国内でも病気になるリスクはあるものの、海外渡航を計画する人は、それ以上に病気のリスクについて考慮する必要があります。海外渡航では、日本にいる間では考えられないような病気を発症するケースがあるからです。
その理由の一つとして「海外渡航による免疫力の低下」が挙げられます。日本とは異なる気候や飲食、時差などの影響で、多大なストレスがかかります。それにより体の免疫力が低下し、病気にかかるリスクが高まるのです。
二つ目は「渡航先・渡航スケジュールの多様化」です。SNSなどのメディアから情報発信されるなどの背景により、一昔前ではマイナーであった渡航先を訪れるなど、海外渡航が多様化しています。それに伴い、開発途上国を中心に伝染病などのリスクの高い地域への渡航も増えているため、病気リスクが高まるのです。
このように、海外渡航は病気のリスクと隣り合わせであると言っても過言ではありません。病気のリスクをゼロにすることは難しいですが、準備を怠らなければ海外渡航における病気リスクを最小限に抑えることはできます。
海外渡航中、病気に感染しないために役立つグッズを、いくつか紹介します。
まずは「防虫グッズ」です。マラリアやデング熱などは、蚊が媒介して人に感染します。そのため、防虫スプレーや防虫ウェア、寝る時の蚊帳などは、蚊が媒介する病気のリスクを回避するのに役立ちます。なお、日本で一般的に市販されている防虫スプレーは、有効成分の濃度が低いものが多いので、DEET(ディート)30%のものを用意しましょう。
DEETは蚊だけでなく、ダニ除けとしても有効です。効果の作用時間は濃度に比例し、30%では8時間ほどです。世界的には、成人は50%(10時間有効)の製品を使うことが推奨されています。
次に「各種医薬品や応急処置用品のキット」です。海外渡航先でケガをしたり、病気にかかったりすると、それを原因としてより深刻な病気になったり、症状が重症化してしまう可能性があります。ある程度のケガや病気については、自力で対応できるキットを活用してみてください。
最後に「連絡先のメモ」です。これは、現地の医療機関や日本領事館、日本大使館などの連絡先をメモしておき、いざという時に然るべき場所に連絡できる体制を整えておくために必要です。昨今はスマホに連絡先を入れておくのが主流ですが、スマホが使えなくなった時のことを考慮して、アナログなメモも準備しておくと良いです。
この他にも、渡航先の環境や事情を考慮して適切なグッズを用意しておけば、病気のリスクを軽減することができるでしょう。
海外渡航における病気対策の準備の一つとして、予防接種が挙げられます。診療時に渡航先を相談しておけば、必要な種類の予防接種を受けられるでしょう。
海外渡航における予防接種を受けたい人は、ナビタスクリニックまでご相談ください。ナビタスクリニックでは、海外渡航者向けの診療を行っております。
予防接種の中には、数ヶ月にわたって複数回の接種を必要とする種類があり、接種スケジュールの組み立ては重要です。海外渡航される方は、出発の1ヶ月以上前に受診することをおすすめいたします。
せっかくの海外渡航で病気に感染してしまえば、旅行中や旅行後に余計なトラブルを招くことになります。そうならないためには、出発前の準備が欠かせません。
ナビタスクリニックでは、海外渡航時の健康面でのアドバイスや、各種予防接種、予防薬の処方を行っております。海外渡航における病気リスクを最小限に抑えるためにも、海外渡航前にナビタスクリニックへご相談ください。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
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診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
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法人設立 | 2013年2月 |
理事長 | 久住 英二 |
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