COLUMN2
妊婦さんは、何かとデリケートな時期でもあり、行動や口にするものなど、様々なことに気を遣う必要があります。妊婦さんの中には「妊婦でも海外渡航はできるの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
こちらでは、妊婦さんも海外渡航できるのかという点をお伝えしながら、渡航先を選ぶ時のポイントもご紹介いたします。海外渡航をお考えの妊婦さんは、どうぞご覧ください。
妊婦さんの海外渡航で重要なポイントは、二つあります。
一つは「医師の承認を得ている」ことです。妊婦さんは非常にデリケートであり、妊娠中の行動が母体や胎児に与える影響は、決して小さなものではありません。
海外渡航という大きなアクションを起こすにあたっては、流産のリスクが高い「妊娠初期」と、破水や出産が間近である「妊娠後期」は、避けるようにしてください。この時期に海外出張がある場合は、母体と胎児の健康を第一に考えて、断っておきましょう。
妊婦さんが海外渡航してはいけないというわけではなく、時期を見計らってほしいということです。目安としては「妊娠18~24週の安定期」であれば、他の時期と比較してリスクは小さいです。
ただし、海外渡航しても良いかどうかは、かかりつけの産科医の判断によります。産科医が海外渡航を許可したのであれば、海外渡航が可能ですが、妊娠中であるということを念頭に置き、羽目を外し過ぎないようにご注意ください。
二つ目は「予防接種の必要性」です。海外旅行においては、渡航先の国や地域によって、予防接種が必要になります。特に、妊婦さんが感染すると、通常時よりも重症化しやすい病気も多く、胎児への悪影響も懸念されます。海外では、日本では馴染みのない様々な病気のリスクがありますが、前もって日本で予防接種を受けておくことで感染のリスクを減らすことができます(生ワクチンは接種不可)。
予防接種を受けるにあたっては、スケジュール管理が重要です。海外渡航の予定が決まったら、早めに予防接種を受けられる医療機関を探して予約しておきましょう。
「妊娠中に海外旅行を計画しているけれど、まだ行き先が決まっていない」という場合は、下記のポイントを参考にして選んでみてください。
感染症が蔓延していないかは、外務省のホームページなどを確認して、海外の感染症の発生状況について確認しておきましょう。
渡航先では何が起こるかわかりませんので、できる限りリスクを抑えた日程や場所を選ぶ必要があります。渡航前には、必ずかかりつけの産科医に相談しておきましょう。
妊婦さんの海外渡航についてお伝えいたしました。出張や旅行などで海外渡航する場合、渡航先によっては予防接種が必要になります。
ナビタスクリニックでは、海外渡航をお考えの方に予防接種や予防薬の処方、海外旅行における健康問題のアドバイスなどを提供しております。海外出張や海外旅行を控えている方は、お気軽にご相談ください。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
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診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
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