COLUMN2
日本で感染症を発症することは滅多にありませんが、タイではそうはいきません。タイには様々な感染症のリスクがあり、予防接種を受けてから滞在しなければ、感染症を患う可能性が高くなります。
こちらでは、タイがどのような国なのかを簡単に紹介した後、タイで発症しやすい病気について説明いたします。タイでの滞在期間が長い方は、A型肝炎や狂犬病などの予防接種を受けましょう。
タイの面積は51万4000平方キロメートルと、日本の約1.4倍です。人口は6891万人(2017年タイ国勢調査)で日本の6割程度しかありません。
タイの首都はバンコクで、言語はタイ語です。94%が仏教を信仰しており、5%がイスラム教を信仰しています。
タイの主要産業は農業と製造業です。農業は就業者の40%、製造業は就業者の15%を占めています。製造業はGDPの約34%を占めており、輸出額の90%弱を占めています。経済成長率は4.1%あり、失業率も1.1%と低いことから、経済は安定して成長していると言えます。
日本はタイの主な貿易相手国に含まれています。輸出では3位、輸入では2位となっており、タイにとって日本は貴重な貿易パートナーだと言えます。日本とタイは600年にわたる交流の歴史があり、政治、経済、文化など幅広い面で緊密な関係性にあります。タイへの日本人渡航者は年間150万人を超えており、国民レベルでも広く交流が生まれています。
タイは年間を通して気温が高く、3月から5月の暑季には気温が35度を超えることも珍しくありません。6月から10月は雨季で、1日に複数回のスコールが起こることもあります。11月から2月は乾季でほとんど雨は降りません。
雨季は湿度が高く衛生面も悪くなり、A型肝炎などの感染症も発症しやすいため、タイでの滞在期間が長い旅行を計画する方は、できるだけ乾季もしくは暑季を選びましょう。
タイと日本は環境が異なるため、日本ではみられない感染症を患う可能性が十分あります。タイでの滞在期間が長い方は、以下のような感染症に注意しましょう。
A型肝炎は、A型肝炎ウイルスに感染した食べ物や飲み物を、体内に取り込んだ際に発症します。A型肝炎は重症化すると死につながることもあるため、あらかじめ予防接種をしておくのが望ましいと言えます。
腸チフスも経口感染が多く、不衛生な場所で食事をした場合に感染してしまうことがあります。主な症状は倦怠感、食欲不振、頭痛などで、感染したら入院しなければいけません。
この他にも、コレラ、マラリア、狂犬病、B型肝炎、デング熱などに感染する可能性があります。A型肝炎や腸チフスなどに感染しないためには、あらかじめ日本で予防接種を受けるのが効果的です。ナビタスクリニックは、上記に挙げた感染症の予防接種に対応しています。
予防接種は間隔をおいて接種するものもありますので、余裕を持って申し込むようにしましょう。
日本からタイへは年間約150万人渡航しています。タイからもたくさんの方が来日しており、両者の関係性は非常に良いものとなっています。しかし、タイでの滞在期間が長くなる場合は、A型肝炎などの感染症に十分注意しなければいけません。
タイでの滞在を安全なものにするためにも、しっかりと予防接種の計画を立てましょう。ナビタスクリニックは、新宿、立川、川崎で渡航者向けの予防接種に対応しています。お気軽にご相談ください。
※渡航者向けの予防接種は保険適用外(自費診療)です。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
---|---|
診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
診察時間 |
|
法人設立 | 2013年2月 |
理事長 | 久住 英二 |
本部住所 | 〒190-0023 東京都立川市柴崎町3丁目1−1 エキュート立川4階 |
TEL | 042-521-5334 |
FAX | 042-521-5329 |
URL | https://navitasclinic.jp/ |