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狂犬病を発症するリスクが少ない日本では、その危険性について関心が持たれていません。しかし、海外では狂犬病を発症するリスクがあり、海外へ長期滞在する場合には狂犬病の予防接種を受けておくべきだと言えます。
そこで、狂犬病の予防接種に対応する新宿区のナビタスクリニックが、狂犬病の予防接種を受けるべき人の条件と、狂犬病ワクチンの種類について紹介いたします。新宿以外にも、立川、川崎にもクリニックがあります。
以下3つの項目のいずれかに該当する場合は、狂犬病の予防接種を受けるべきと言えます。
狂犬病は日本、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど一部の国々を除いて、全世界で感染する可能性のある病気です。
特に、アジアやアフリカ、南米は狂犬病発生地域とされています。動物と接触する予定がある場合はもちろん、ない場合でも上記地域に1ヶ月以上滞在する際には、狂犬病の予防接種を受けておくべきだと言えます。
狂犬病は発症してしまうと死に至るリスクが非常に高い病気です。狂犬病を発症している、もしくは疑いのある動物に噛まれたり、引っ掻かれたりした場合には、すぐに医療機関を受診しなければいけません。傷の治療と組み合わせて、抗狂犬病グロブリン製剤の投与と狂犬病ワクチンの曝露後接種を受ける必要があります。
狂犬病の緊急対応ができない地域に滞在する場合には、事前に予防接種を受けておくべきだと言えます。抗狂犬病グロブリン製剤がある地域も限られている(日本では入手困難)ため、ワクチン接種は重要です。
海外で哺乳動物(イヌ、ネコのほかキツネ、アライグマ、コウモリなど)に噛まれたり、引っ掻かれたりした場合には、狂犬病に感染するリスクがあります。哺乳動物の研究や捕獲など、野生の哺乳動物と接触する機会が多いことが予測できる場合、事前に予防接種を受けておくべきだと言えます。
また、子供と一緒に行く場合、子供は好奇心旺盛で動物にすぐに近寄って行こうとするため、感染リスクは大人よりも高くなります。傷を負う部位も頭に近いとなると発症までの期間が短くなります。子供は大丈夫と考えず、一緒に行くのであれば予防接種を受けさせることをおすすめします。
ただし、狂犬病の予防接種は100%の感染予防を保証するものではありません。基本的な対策を組み合わせることで、感染症にかかる可能性を抑えるものです。
日本の狂犬病ワクチンは、不活性ワクチンです。不活性ワクチンとは、病原性が弱いウイルスを増殖させ、薬剤を使ってウイルスの感染性をなくしたものを指します。
狂犬病ワクチンは、予防のため事前に受ける「曝露前接種」と、狂犬病に感染した可能性がある場合に受ける「曝露後接種」の2種類があります。いずれも同じワクチンを使用し、違いは接種するタイミングと回数です。
世界には非常に多くの狂犬病ワクチンが存在しています。中には、WHOにより使用を控えるように勧告されている「感染動物脳組織由来ワクチン」があります。日本で接種する可能性は0に等しいのですが、発展途上国では未だに使用している可能性があるため、注意が必要です。
※感染動物脳組織由来ワクチンは抗体価が低く、接種しても狂犬病を発症するリスクが高い。
狂犬病は発症してしまうと死に至る怖い病気です。新宿から海外へ長期滞在する場合は、事前に予防接種を受けておきましょう。
ナビタスクリニックは、東京の新宿・立川、神奈川の川崎で狂犬病の予防接種を行っています。狂犬病の予防接種にかかる費用は、保険適用外(自費診療)です。費用は18,000円(税抜)で行っています。
新宿で狂犬病の予防接種や同時接種の組み合わせ、費用でわからないことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
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診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
診察時間 |
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休診日 | 年末年始 |
法人設立 | 2013年2月 |
理事長 | 久住 英二 |
住所 (新宿) |
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