COLUMN2
近年、インドの経済成長を背景に、出張や赴任などビジネスで訪れる日本人が増えています。しかし、日本とインドとでは感染症のリスク対策が異なるため、インドに出張・赴任する際は、事前の予防接種を推奨します。
こちらでは、インドに出張・赴任する方に向けて、インドで流行しやすい感染症について説明いたします。
インドに進出する日本企業は右肩上がりに増加しています。日本企業がインドへ進出する理由は、大きく分けると以下の3つが考えられます。
インドの人口は12億人を超えており、10年後には中国を抜いて世界一の人口大国になると予想されています。経済が発展するかどうか見極める際、人口も重要なファクターになります。そのため、インドは日本企業にとって非常に魅力的な市場であることは間違いありません。
インドは30代以下の人口が多く、毎年430万人の新卒者がいます。識字率も70%と決して低くなく、若くて優秀な人材を確保することが十分可能な国だと言えます。また、日本国内と比べて人件費も抑えることができるため、たくさんの日本企業が進出していると考えられます。
インドの若者には、日本人にはない能力があります。その能力とは「英語力」と「IT力」です。グローバルかつIT時代の到来で、日本企業は優秀な人材を抱えることができなくなっています。インドの若者は英語を流暢に話し、ITのスキルも備えた人材が豊富で、世界的にも注目されています。
インドに進出する企業が増えているということは、出張や転勤などでインドに赴任する可能性も高くなっているということです。
インドに長期滞在する際には、インドで流行しやすい感染症について、知っておく必要があると言えます。
消化器感染症は飲食物を介して経口感染します。旅行者や在留外国人にとって、最もかかりやすい感染症です。具体的には、腸チフス、A型肝炎、細菌性胃腸炎などがあります。
A型肝炎や腸チフスは、重症化すると命に関わる感染症です。そのため、インドに出張・赴任する際は、腸チフスやA型肝炎の予防接種をしっかりと行うべきです。
デング熱は蚊によって媒介され、刺されることで発症する感染症です。インドには雨季があり、雨季には蚊が多くなるため注意が必要です。
インドは野犬が多く、世界的にも狂犬病の犠牲者が増加しています。年間2万人が狂犬病で亡くなっているインドで狂犬病に感染しないためには、出張・赴任前に予防接種を受け、野犬との接触を避けることが大切です。
A型肝炎や狂犬病は日本では発症することはほとんどありませんが、インドでは珍しくない感染症です。そのため、インドに出張・赴任する前には、事前にA型肝炎や狂犬病の予防接種を受けるようにしましょう。
ナビタスクリニックではA型肝炎や狂犬病など感染症の予防接種に幅広く対応しています。インドに出張・赴任する予定がある方はぜひご相談ください。
インドに出張・赴任する方に向けて、インドで流行しやすい感染症について説明いたしました。特に日本人は、A型肝炎の免疫を持っていない人が多いため、注意が必要です。
ナビタスクリニックでは、新宿、立川、川崎の3箇所で感染症の予防接種を受け付けています。インドに出張・赴任する予定がある方は、必要最小限の予防接種を組み合わせて、適切に接種しましょう。
※渡航者向けの予防接種は保険適用外(自費診療)です。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
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診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
診察時間 |
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法人設立 | 2013年2月 |
理事長 | 久住 英二 |
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