COLUMN
海外へ行く予定ができたとき、準備の一つとして検討していただきたいのが予防接種です。渡航先によっては予防接種証明書の提示を求められる場合もありますし、二次感染を予防するためにも、予防接種はとても重要な役割を果たすからです。
東京から海外に渡る方は、ぜひトラベルクリニックのあるナビタスクリニックへお越しください。東京の新宿と立川にあり、海外渡航で避けたい感染症の狂犬病やA型肝炎、B型肝炎のリスクを下げる予防接種を行います。この狂犬病・A型肝炎・B型肝炎について、こちらでは見ていきましょう。
狂犬病とは、ウイルスを保有する動物に咬まれたり引っかかれたりすることで発症し、100%死に至る病気です。犬だけがウイルスを持っているのではなく、キツネやアライグマ、コウモリなどからも感染するため、動物に直接接触する機会の多い方や、自然の多い場所に行く方は特に注意してください。
主な症状は、まず発熱や頭痛、嘔吐、咽頭痛、筋肉痛、倦怠感、疲労感、食欲不振、空咳などから始まります。そして感染部位の痛み、知覚異常、痙攣が起き、高熱、麻痺、運動失調、全身痙攣といった症状に続きます。ここまで症状が重くなると、数日で昏睡状態に陥ることがほとんどです。
狂犬病ウイルスは、感染してから発症するまで1ヶ月~2ヶ月もの潜伏期間があるため、二次感染につながりやすい感染病でもあります。未然に防ぐためにも、渡航前にはトラベルクリニックで狂犬病の予防接種を受けましょう。また、狂犬病発生地で動物に咬まれたり、引っかかれたりした場合は、すぐに傷口を洗って消毒し、ワクチンを接種することで発症を防ぐことができます。もちろん、予防接種を受けていることが最も重要です。
海外渡航では、他にもA型肝炎やB型肝炎に注意してください。そもそも肝炎とは、何らかの原因で肝臓に炎症が起き、機能が次第に低下していく疾患を指しています。肝炎の最も多い原因はウイルス性肝炎で、主なウイルスはA型・B型・C型・E型の4種類です。D型もありますが、日本での感染リスクはほとんどありません。
A型肝炎は、生水や生肉など加熱処理されていないものを口にすることで感染します。また、唾液や糞便を介した集団発生も起きているため、福祉職員など職業的にリスクが高い方は、渡航前にトラベルクリニックを受診しましょう。特にアジアやアフリカ、中南米が発生地域として知られており、長期滞在を予定する方には強く予防接種をおすすめします。
A型肝炎を発症すると、約1ヶ月の潜伏期間を経て発熱、黄疸、倦怠感、食欲不振、嘔吐などの症状が見られます。重症化した場合は、肝機能不全や意識障害を伴う劇症肝炎を発症することもあります。A型肝炎は急性ウイルス肝炎の原因として最も多く、予防接種により発症を防ぐことが大切です。
B型肝炎は、血液や体液を介してB型肝炎ウイルスに感染し、肝障害を起こす疾患です。性行為や医療行為に伴う感染が主ですが、感染経路が不明な場合も少なくありません。B型肝炎は潜伏期間が1ヶ月~6ヶ月と長く、症状としては嘔吐や食欲不振、上腹部の膨満感や右上腹部痛などが現れます。成人の感染では一過性であることが多く、その場合は数ヶ月で肝機能が回復することもあります。ただ、慢性化するケースもあるため、決して楽観視はできない感染症です。
予防策としては、やはりトラベルクリニックでのワクチン接種が有効です。不特定多数の人と接触する医療従事者は特にですが、そのご家族も念のため予防接種をしておくことをおすすめします。
東京から海外渡航を予定する方へ、狂犬病やA型肝炎、B型肝炎についてお伝えいたしました。こうした感染症リスクに備え、東京でワクチン接種を希望していましたら、東京の新宿や立川にあるナビタスクリニックへお越しください。トラベルクリニックがあり、感染症や旅行医学を専門とする医師が対応いたします。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
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診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
診察時間 |
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法人設立 | 2013年2月 |
理事長 | 久住 英二 |
本部住所 | 〒190-0023 東京都立川市柴崎町3丁目1−1 エキュート立川4階 |
TEL | 042-521-5334 |
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