-紫外線から肌を守り、老化を遠ざける食事は?-

2018.09.05

朝食にオレンジやグリーンスムージー、体に良さそうですね。でも、紫外線の強い時期は、摂るタイミングを見直したほうがよいかもしれません。

 

【まとめ】

☆柑橘類などに含まれる「ソラレン」が、紫外線を吸収しやすくします。

 

☆紫外線を受けて体内で発生する「活性酸素」が、肌の細胞を傷つけます。

 

☆ポリフェノールなど「抗酸化物質」を含む食品を積極的に摂りましょう!

 

 

 

台風が去って再び強い日差しが戻ってきました。紫外線から肌を守り、老化を防ぐのに、日焼け止めや日よけは基本(くわしくはこちら)。

 

でも、それだけでいいのかな? と思っている人に実践してほしいのが、食事でのちょっとした工夫です。

 

特に心がけたいポイントは2つ。

 

①朝食では柑橘類は控えめに。グリーンスムージーは素材に注意!

②赤や黄色の食べ物に注目!――イチゴ、トマト、パプリカ、鮭、カレーなど

 

 

柑橘類やグリーン野菜の「ソラレン」が、シミを増やす?

 

 

オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類、キウイ、イチジク、アセロラ、パセリ、キュウリ、セロリなどには、「ソラレン」という物質が多く含まれます。

 

ソラレンには紫外線吸収を促進する性質があるのです。肌の細胞が傷付きやすくなる分、体は紫外線を少しでも防御しようとメラニン色素の分泌を高めます。結果、シミの元に。

 

米国の研究では、週に2~4回、オレンジやグレープフルーツを食べたり、そのジュースを飲んだ人は、週2回未満しか摂らない人に比べて皮膚がんの発症リスクが10%増加しました。1日平均1.5回以上摂った人では、36%も上昇したと報告されています。

 

また、グリーン野菜にも多く含まれることがあります(すべてではないですよ)。具体的には、パセリ、セロリ、キュウリ、大葉(シソ)、春菊、三つ葉、など。朝食にグリーンスムージーを飲んでいる人は、素材を改めて見直してみてください。

 

もしソラレンを多く含む食品を食べるなら、朝食や午前中はできるだけ控えめに。そして、食べた場合は、いつも以上にUVケアを心がけましょう。ソラレンは、摂取してから2~7時間で皮膚の細胞にもいきわたり、日焼けを加速させると見られるためです。夕方以降や野外活動のない日であれば問題ありません。

 

 

抗酸化物質を含む「赤や黄色の食べ物」を上手にとり入れて!

 

 

次に、赤や黄色の食べ物(柑橘類を除く)が良いのは、ビタミンCやβカロテン、リコピン、アスタキサンチンなどの「抗酸化物質」を多く含むため。紫外線を浴びた体内では、活性酸素が発生します。活性酸素は、細胞膜やDNAなどに酸化ダメージを与え、傷つけて、肌を老化させてしまいます。そこに抗酸化物質があれば、身代わりのように活性酸素の標的となってくれます。

 

お勧めは以下です。

 

イチゴ:ビタミンA,C,Eがバランスよく含まれていて、抗酸化作用が高い。

●パプリカ:ビタミンCやβカロテンを多く含み、抗酸化作用が高い。

●トマト:リコピンが多く、抗酸化作用が高い。

●鮭:アスタキサンチン=抗酸化物質を多く含む。さらに皮にもコラーゲンが豊富。

●カレー:様々なスパイスに豊富な抗酸化成分が含まれている。

 

 

日光を避けてばかりいて、ビタミンD不足~骨粗しょう症にならない?

 

 

ちなみに、「太陽の光を浴びると、体の中でビタミンDが作られる」って聞いたことはありますか? ビタミンDは丈夫な骨を作るのに欠かせない栄養素。紫外線を浴びると体内合成されます。裏を返せば、全く紫外線を浴びないと、骨粗鬆症につながる恐れも…?!

 

じゃあ、UVカットはしない方が骨にはいいの? と困惑しますよね。でも、大丈夫。以下を実践すれば十分です。

 

1日5分、手のひらを太陽にあてましょう。手のひらはメラニンが少ないので、ビタミンD生成の効率もよく、シミの心配が少ないためです。

●ビタミンDは食品からも摂れます。魚に豊富。干しシイタケにも含まれます。

 

朝日を浴びると、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌も増えます。ですから毎朝、意識的に日光を手のひらに当てるといいですね。そうして日中はバッチリ紫外線対策していきましょう!

 

 

(参考サイト)

●「Citrus Consumption and Risk of Cutaneous Malignant Melanoma.」

Wu S1, Han J1, Feskanich D1, Cho E1, Stampfer MJ1, Willett WC1, Qureshi AA2.

J Clin Oncol. 2015 Aug 10;33(23):2500-8.

●日本皮膚科学会

●「フリーラジカルの医学」吉川敏一(京府医大誌)

●公益財団法人骨粗鬆財団「ビタミンDを多く含む食品」

 

 

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