-【久住医師監修】帰省渋滞はハイリスク! 冬の「かくれ脱水」にご用心!-

2019.12.28

「かくれ脱水」を知っていますか? 脱水が心配なのは夏だけではないんです。マイカー帰省の方は特にお気をつけください。

 

 

【まとめ】

 

☆ナビタスクリニック理事長の久住英二医師が、冬の脱水防止を呼び掛けるHONDAの「STOPかくれ脱水」キャンペーンを監修。

 

☆脱水リスクは夏だけでなく、実は冬場にも。感染症による嘔吐・下痢や発熱のほか、空気の乾燥や水分補給の減少などが原因に。

 

☆車での帰省は渋滞がハイリスク!お手洗いを気にして水分を控えがちなことも原因に。集中力の低下や疲労増加で安全運転や快適ドライブに影響も。

 

 

 

ホンダの「STOPかくれ脱水」キャンペーンを久住理事長が監修。

 

 

冬の「かくれ脱水」防止を呼び掛けるため、ナビタスクリニック理事長の久住英二医師がこのほど、HONDAの「STOPかくれ脱水」キャンペーンを監修しました。冬場の脱水予防にぴったりの飲料「Honda DRIVE WATER」も開発されました。

 

 

久住英二医師

 

 

さて、いよいよ今日から年末の帰省ラッシュが本格化。これから帰省、という方は、どのような交通手段をお考えでしょうか。鉄道や空路の方はあまり問題ないのですが、自動車で帰省される方は、今年も交通渋滞を覚悟されているのではないでしょうか?

 

 

交通渋滞は、長時間クルマに拘束され、体の自由も限られて、気分的にも身体的にも苦痛を伴うもの。ノロノロ走っている間に注意が散漫になったり眠気に襲われたりして、安全上の気がかりもあります。

 

 

STOPかくれ脱水「Honda DRIVE WATER」

 

 

この渋滞中の注意散漫や眠気の原因の1つは、意外なものかもしれません。

 

 

「かくれ脱水」です。

 

 

何はともあれ、まずはキャンペーンの動画をご覧ください。(画像をクリックしてもYoutube動画が再生されます)

 

 

(STOPかくれ脱水「Honda DRIVE WATER」)

 

 

※Hondaのキャンペーンサイトはこちら

 

 

かくれ脱水って何? 夏場だけでなく冬も脱水注意のシーンがあります。

 

 

脱水、読んで字のごとく、体から水が脱け出てしまった状態です。

 

 

聞いたことがあるかもしれませんが、私たちの体の大半は水分(体液)が占めています。大人で約60%、子供なら7~80%、高齢になると50%程度が体液です。「体液」というだけあって、当然ながら純粋な水ではなく、様々な物質が溶け込んでいて、全身の生命活動に非常に重要な役割を担っています。

 

 

 

 

例えば、血液は体中を巡って酸素や栄養素を運び、老廃物を回収して腎臓で尿を作り、体の外に排出します。唾液消化液は、食べ物を分解して栄養素を血中に届けます。リンパ液には様々な免疫細胞が含まれ、外敵から身を守ります。体表からを出すことで、気化熱を使って体温調整が行われます。そもそも細胞はほとんど水分で満たされているので、私たちの体そのものが水分と言ってよいのです。

 

 

体液のベースとなる「水」が減ってしまったら、すべての生命活動が滞ってしまうのも、想像に難くないですよね。

 

 

そこで「脱水に注意しましょう」という呼びかけが行われます。ただし、よく聞かれるのは主に。近年は特に夏の暑さが厳しくなっていることもあり、大量の発汗に水分補給が追い付かなかったり、水分が不足がちなところに病気で下痢や嘔吐が起きたりすれば、たちまちに体の水分が不足します。

 

 

しかし、脱水は夏だけの問題ではありません。

 

 

冬は、ロタウイルスやノロウイルスなどによる胃腸炎が流行します。下痢や嘔吐を起こし、また気分がわるいと水分補給もままならないことがあるため、脱水に陥りやすいのです。また、インフルエンザなどによる発熱によっても、脱水を起こしやすくなります。

 

 

 

 

このほか、冬場の運動でも、気づかない程度には発汗が増えるもの。ただ、暑さを感じないと水分補給が不十分になりがちです。また、空気が乾燥しているので、室内でじっとしているだけでも体から水分が少しずつ奪われていきます。ところが、喉が渇いたという自覚は持てないので、体を冷やしたくないと飲み物を控える人も多くなります。

 

 

こうして「かくれ脱水」に陥りやすいのです。

 

 

かくれ脱水は安全運転の敵! 快適ドライブで楽しく健康に帰省するには?

 

 

そんな中、ドライブ中の「かくれ脱水」も要注意!

 

 

冬の車内では、エアコンの使用によって、空気がいっそう乾燥します。車内もあたたかいので、知らないうちに「見えない汗」をかき続け、体から水分が奪われていく状況です。特に帰省渋滞はハイリスク!!お手洗いに行かれるタイミングが読めないため、水分摂取を控えがちになるからです。

 

 

STOPかくれ脱水「Honda DRIVE WATER」

 

 

かくれ脱水になると、知らないうちに次のような症状を引き起こすこともあります。

 

 

・集中力の低下

・疲労感の増幅

・気分が悪くなる

 

 

ただでさえ、渋滞中の運転は注意力が低下したり眠気を催したりしやすいもの。加えてかくれ脱水を起こせば、運転者にとっては事故にもつながりかねない重大問題です。もちろん、同乗者もかくれ脱水のリスクがあり、体調不良の原因になります。

 

 

かといって、たくさん飲めばよいというものではありません。それこそお手洗いが近くなり、渋滞中は大変なことに。

 

 

水分摂取の目安は、1時間あたり200ml

 

 

STOPかくれ脱水「Honda DRIVE WATER」

 

 

具体的に言えば、

 

・1.0時間のドライブ=200ml

・1.5時間のドライブ=300ml

・2.5時間のドライブ=500ml

 

となります。ペットボトル1本を2.5時間かけて、少しずつ飲んでいくのがおススメです。

 

 

STOPかくれ脱水「Honda DRIVE WATER」

 

 

ぜひ運転者も同乗者も、車中での脱水対策を心掛け、安全に帰省して楽しい年末年始をお迎えくださいね。

 

 

久住英二(くすみ・えいじ)

医療法人鉄医会(ナビタスクリニック立川・川崎・新宿)理事長。内科医、血液内科医、旅行医学、予防接種。新潟大学医学部卒業。虎の門病院血液科、東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム部門研究員を経て2008年、JR東日本立川駅にナビタスクリニック立川を開業。好評を博し、川崎駅、新宿駅にも展開。医療の問題点を最前線で感じ、情報発信している。医療ガバナンス学会理事、医療法人社団鉄医会理事長内科医、血液専門医、Certificate in Travel Health、International Society of Travel Medicine。

 

 

※来週はナビタスブログはお休みします。新年は1月第2週から。今年もありがとうございました。皆様、良いお年をお迎えください。

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