-久住医師監修『血液型別かかりやすい病気と対策』(扶桑社)発売!――あなたの血液型は何の病気に弱い?-

2019.05.17

血液型といえば性格診断? 今はそれより、血液型で「なりやすい病気」が分かる時代です。

 

 

【まとめ】

 

☆ナビタスクリニック理事長・久住英二医師監修『血液型別かかりやすい病気と対策』では、血液型別の病気リスクを解説。

 

☆血液型別のなりやすい病気を知ることは、「予防医学」の新しいかたち。日々の健康づくりに役立てることができます。

 

☆血液型占い・性格診断の真偽は? 「当たる」理由の一つ、心理学の「バーナム効果」とは?

 

 

 

あなたは何型?『血液型別かかりやすい病気と対策』で、リスクの高い病気をチェック!

 

 

日本人が昔から大好きな占いや性格診断の1つが、「血液型」。A、B、O、ABという4類型で身近な人の性格や行動パターンを読み取るものです。とはいえ今日では多くの人が「血液型と性格には関係がない」という話も聞いたことはあるでしょう。

 

 

一方で、2000年代に入って、次々と明らかになってきたのが、「かかりやすい病気と血液型の関係」です。

 

 

「がんになりやすい血液型は?」

 

「消化器が弱いのは何型?」

 

「肺に問題が出やすいのは?」

 

「認知障害のリスクが高い血液型は?」

 

「重いケガで死亡率が高いのは?」

 

 

今月発売の血液型別かかりやすい病気と対策は、そんな疑問に全て答えてくれる一冊。

 

 

ナビタスクリニック理事長・久住英二医師(日本血液学会認定血液専門医)が、血液内科医としての豊富な知識と経験を活かし、監修しました。

 

 

(Amazon)

 

 

 

【目次】

 

 

◆知っているようで知らない血液型の真実

――血液型のキホン、世界各国の血液型事情、血液型と病気の関係 他

 

◆血液型別 かかりやすい病気リスト

――A、B、O、AB、それぞれの血液型でなりやすい病気を一目でチェック!

 

◆病気別 かかりやすい血液型と対策

――各種がん、消化器の病気、循環器の病気、脳の病気、生活習慣病、感染症

 

◆エビデンスでわかった健康法

――食事、運動、睡眠、禁煙、それぞれのポイントと、医師お勧めの予防法

 

◆血液型トリビアQ&A

――蚊に刺されやすい血液型は? O型は誰にでも輸血できる? 重いケガで死亡率が高いのは? などなど

 

 

(『血液型別かかりやすい病気と対策』)

 

 

 

血液型から学ぶ、新しい「予防医学」。血液型を健康に活かすには?

 

 

久住医師は『血液型別かかりやすい病気と対策』の「はじめに」の中で、以下のように書いています。(一部抜粋)

 

 

本書では、何年もかけて数万人規模の追跡調査を行う信頼度の高いコホート研究(疫学調査)をはじめ、世界中のさまざまな学術研究を紹介しています。研究対象となった民族の遺伝子差も考慮しつつ、血液型という新たな視点の健康法を、ぜひお役立てください。

 

 

そうなんです。血液型からかかりやすい病気を知ることは、予防に直結するのです。

 

 

予防医学は現在、大いに注目されている分野。医学は、病気やその原因を見極める「診断医学」、病気やケガを治す「治療医学」、そして病気を防ぐ「予防医学」の3つから成り立っています。

 

 

『血液型別かかりやすい病気と対策』では、血液型と予防医学の6つの切り口が紹介されています。

 

 

1.血液型の本当の意味を学ぶ

 

2.自分のかかりやすい病気を学ぶ

 

3.病気別の予防と対策を学ぶ

 

4.グラフや数字で病気の現在を学ぶ

 

5.エビデンスに基づいた健康法を学ぶ

 

6.誤解を解いて正しい知識を学ぶ

 

 

各項目の詳細は、ぜひ同書でご確認くださいね!

 

 

(『血液型別かかりやすい病気と対策』)

 

 

実際、同書は、血液型別のかかりやすい病気に関連し、予防法や対処法、アドバイスも盛りだくさん自分や家族の血液型から病気リスクを知り、日々の健康づくりに役立てたいですね。

 

 

昔ながらの血液型占いや性格診断、けっこう“当たる”? その理由とは?

 

 

さて、冒頭で触れた血液型と性格診断の話。医学的にどうなのかは同書に答えがありますが、それは別としても、実感として「当たる」「あっている気がする」ことも多いのでは?

 

 

その理由の一つが、「バーナム効果」。

 

 

誰にでも該当するような、曖昧で一般的なことであっても、「自分だけに当てはまる」と捉えてしまう心理学の現象です。

 

 

1956年にアメリカ合衆国の心理学者ポール・ミールが、興行師 P・T・バーナムの 「we’ve got something for everyone」(好みは違えど、誰にとってもいいと思われるものがここにはある)という言葉にちなんで「バーナム効果」と名付けたとされます。

 

 

 

 

例えば、「あなたは気弱な一面をもっています」「あなたは、本当は思慮深い人ですが、十分にその長所を活かしきれていませんね」などと言われると、「本当だ、全部当たっている。初対面なのになぜ分かるんだろう」と思ってしまいがち。

 

 

しかし、冷静に見れば、「気弱な一面」「本当は思慮深い」といった指摘は、その言い回しも巧妙で、自分だけではなく多くの人に当てはまるものなのです。

 

 

しかも、そうした指摘が潜在意識に働きかけ、自覚はなくても自らをそう思い込み、その性質が強まることもあるようです。

 

 

ちなみに、興行師 P・T・バーナムは、2018年の大ヒット映画「グレイテスト・ショーマン」の主人公のモデルとなった人物。ただ、実際には「詐欺師」的な見方をされていた面もあるようで、現代日本で血液型占いとのつながりが出てくるのはちょっと興味深いですね。

 

 

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一方、血液型と病気の関係は、エビデンス(科学的根拠)に基づくもの。信頼に十分値する情報です。ぜひ『血液型別かかりやすい病気と対策』のアドバイスを信じて行動してみてください。

 

 

著者:久住英二(くすみ・えいじ)

ナビタスクリニック立川・川崎・新宿理事長。内科医、血液内科医、旅行医学、予防接種。新潟大学医学部卒業。虎の門病院血液科、東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワークシステム部門研究員を経て2008年、JR東日本立川駅にナビタスクリニック立川を開業。好評を博し、川崎駅、新宿駅にも展開。医療の問題点を最前線で感じ、情報発信している。医療ガバナンス学会理事、医療法人社団鉄医会理事長内科医、血液専門医、Certificate in Travel Health、International Society of Travel Medicine。

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