-【濱木院長出演】見てわかる!!風疹大流行の傾向と対策!(朝大学テレビ)-

2018.10.30

新宿院・濱木院長が、丸の内朝大学のインターネット放送に出演。風疹の傾向と対策のポイントをスライド中心にまとめています。

 

※インターネット放送はこちら

 

【まとめ】

☆大流行中の風疹について、新宿院の濱木珠恵院長がインターネット放送で、分かりやすくまとめています。

 

☆麻疹との違い、流行状況、胎児への影響、感染の中心層について、一目で分かります。

 

☆副反応や接種費用は、実際にかかった場合のキツさと、周囲への影響を考えれば、甘受すべきもの。ソーシャルアクションとしてぜひ接種を!

 

 

 

朝大学テレビは、丸の内朝大学(大手町・丸の内・有楽町エリア全体をキャンパスとし、平日毎朝7時台から開講している市民大学)によるインターネット放送局です。朝大学は濱木院長自身も受講者として参加していて、他の受講者の方々から「はまたま先生」と親しまれているそうです。

 

 

昨日放送のテーマは、「緊急企画!朝大学世代も他人事では済まされない風疹大流行!!」。

 

 

働き盛り世代の間で、今何が起きているのか、どうすべきか、濱木院長が大事なポイントをスライドに簡潔にまとめています。風疹について初心者の人にも目で見て分かりやすいので、おさらいも兼ねてチェックしていきましょう。

2013年の大流行に迫る勢い。風疹は比較的軽い? いいえ、自分にも周囲にも大きな問題が・・・

 

 

実は、今年は春先には麻疹(はしか)が流行っていました。でも、このところ流行っているのは風疹。似たような名前ですし、予防ワクチンも麻疹・風疹の混合ワクチン(MRやMMR)となっているので、ちょっと紛らわしいですよね。

 

 

実際、麻疹も風疹も、どちらも熱が出て全身にブツブツと発疹が表れますので、よく似た症状と言えます。

 

 

特に風疹は、一般的には「三日ばしか」とも言われ、ちょっと軽いのかな、という印象を持たれることもあります。たしかに風疹は子供の頃にかかればそれほど重い症状にならないこともあるのですが、大人になってからかかると思った以上にキツいのです。高熱が出て、脳炎や関節炎を起こす場合もあります。

 

 

しかも、前回の流行は2013年で、この時は14,000人くらいの患者が出ました。

 

そして今年、グラフを見ていただくと分かるように、患者が8月あたりから急増中。このままの勢いで行けば、最終的には2013年に匹敵するほどの大流行となりかねない状況です。

 

 

それによって一番心配されるのが、「先天性風疹症候群」。妊婦さんが風疹にかかることで、お腹の赤ちゃんも風疹にかかり、それによって体の発育が上手くいかずに障害を持って生まれてくる(先天異常)可能性が高まります。障害が生涯にわたって残るだけでなく、生後数カ月で亡くなってしまう赤ちゃんも多いのです。

 

 

自分がかかって済む問題ではない、ということです。予防接種は大事ですが、100%予防できるというものではありません。だからこそ、妊娠を考えている女性だけでなく、多くの人が予防接種を受けて、とにかく感染を拡げないことが大事なのです。

 

 

30-40代男性、だけじゃない。接種歴0-1回の人、不明の人は、念のため接種を。

 

 

特に気にしてほしいのが、働き盛りの男性です。現在、1,300人近い患者さんがすでに発生していますが、そのうち1,000例以上が男性。しかも流行の中心は、30-40代の男性で、ワクチン接種経験が不明もしくは0~1回の人たちです。

 

 

要するに、予防接種を2回打っていなければ、感染する可能性は高いのです。

 

 

自分が何回接種を受けたかは、母子手帳を見ればはっきりします。でも、大人になると、度重なる引っ越しでどこに行ったか分からない、たぶん実家にはあるだろうけど、という人が大半ですよね。接種回数は幼少期の予防接種政策で違ってい来るので、生まれた年度ごとにだいたい図のような目安があります。

 

注目すべきは、現在39歳以上の男性は、1回も受けていない、という事実(その後、自主的に受けていない限り、ですね)。

 

 

また、30~39歳の男性は、中学生の時に個別接種が実施されてはいるのですが、何せ中学生男子です。「予防接種言ってきて」と言われて素直に行ってくる人が何割いるでしょうか? 小さい頃は親御さんが頑張って予防接種に連れて行くのですが、これくらいの年齢になると部活や遊びが優先されて、うっかり忘れたままになるのは想像に難くありません。

 

 

また、28歳以下でも、2回目の接種を忘れてしまっている場合もあります。それは男女ともに言えることですから、妊娠を考えている女性は特に積極的に予防接種を受けておくことをお勧めします。

 

 

抗体を持っている人でも、接種するほどに防御力は上乗せされて強固になります。うっかり3回4回接種を受けてしまった、ということでも問題はないと言われています。母子手帳が見当たらずに確認できない人は、接種を検討してみてください。

 

 

副反応と費用は、実際にかかってしまった場合を考えれば、甘受して正解です。

 

 

そうなると気になるのが、副反応と費用の問題。

 

 

まず、副反応については、熱っぽくなったり、打った場所が腫れたり、といった一般的な反応が出ることはあるかと思いますが、いずれも軽微なもの。心配するようなものはありません。ワクチン接種がもとで、他の人にうつしてしまうこともありません。

 

 

費用については、風疹単独では5,000円前後が相場です。ただ、できればMRワクチン(麻疹・風疹混合)をお勧めします。こちらは1回9,000~10,000円ですが、風疹1回接種の世代は麻疹も1回しか接種していないのでいっぺんに打っておいた方が負担も少なく済みます。

 

 

こうした費用は、自治体によっては補助が出るところもありますので、ホームページなどで確認してみてください。また、最近では福利厚生の一環として企業で集団接種を実施するところも増えていますので、ぜひ会社の総務部の方などと掛け合ってみてはいかがでしょうか。

 

 

なお、インフルエンザのワクチンも、風疹・麻疹ワクチンと同時に接種することができます。こちらも冬にかけて流行し始めますので、同時に接種しておいた方が手間も省けますね(1回4000円前後)。

 

 

お財布にはちょっと厳しいかもしれませんが、かかってしまった時に自分が困ること、周囲に迷惑をかけることを考えれば、決して大きな痛みではありません。ぜひ、ソーシャルアクションという意味でも、一歩踏み出してください!

 

 

ナビタスクリニック新宿院長
濱木珠恵

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