当院のアフターピル(緊急避妊薬)のスマホ処方に関する記事が掲載されました。もちろん適法で適切、患者さんのメリットが大きいからこその取り組みです。
【ハフィントンポスト記事】はこちら↓
アフターピル(緊急避妊薬)のオンライン処方を医師が開始 厚労省は「不適切」と警告するが…
(トップ写真も同記事より)
【まとめ】
☆アフターピルを含むスマホによるオンライン診療を行っています。ハフポストに、厚労省と当院理事長の久住医師の見解が掲載されました。
☆アフターピルはまだまだ入手のハードルが高いもの。特に緊急性の高さをクリアするには、オンライン診療が最適です。
☆ナビタスクリニックでは、厚労省の指針を踏まえた上で、アフターピルのスマホ診療・処方は問題なしと判断。アフターケアもオンラインで安心。
今月1日からナビタスクリニック新宿で開始したスマホによる遠隔診療。先日もお伝えしたように、アフターピル(緊急避妊薬)もオンライン診療のみで処方が可能です。
ところが、このことが厚労省の指針に反しないか、として、ちょっとした問題になっているようです。
結論から先に書いてしまえば、ナビタスクリニックでは「問題ない」と考えています。もちろん、厚労省の指針をふまえた上で、必要性が高く、安全性にも問題ないとの判断です。
おさらいになりますが、その点をもう一度まとめてみたいと思います。
アフターピル入手のハードルはまだ高い。必要なのにあきらめないで。
アフターピルは、国内では2011年に承認され、販売が開始されました。しかし、医師の処方せんがなければ買うことができません。世界各国で普通にドラッグストアで市販されている薬なのに、日本では市販化が見送られたことは、先日取り上げました(こちら)。
しかも、アフターピルはどこの産婦人科でも処方してくれるわけではありません。プライバシーもありますから、ちょっと離れた医療機関を受診したいと思うかもしれませんが、仕事や学校があれば、すぐに受診することは難しいですよね。
地方に行けば、さらにハードルは高くなります。地域に1カ所しかない産婦人科を受診しなければならないとなれば、時間も交通手段も限られてきます。さらに、若い女性など、受診をためらう人は都会よりも多いでしょう。地方の限られた産婦人科では、知り合いに会う可能性も高くなりますし、医療機関の職員がご近所さんかもしれません。
簡単にアフターピルを入手できない人は、おそらく想定されているよりずっと多いのです。
緊急性を担保するスマホ診療。アフターケアもオンラインで安心。
この時、一番問題になるのが、「緊急」に服用しなければならない、という点です。
国内で承認され、医療機関で一般的に処方されている緊急避妊薬は、72時間(丸3日)以内に服用しなければなりません。ただでさえ受診のハードルが高いのに、そんなタイムリミットが存在するのです。金曜日の夜に避妊を失敗した場合、土日が休診日であれば、チャンスは月曜しかありません。その時間の自由が利くとは限らないのです。
ナビタスクリニックでは、この時間の問題を、個人輸入のアフターピル「ella(エラ)」を処方することで解決します。ellaであれば、性交後120時間(丸5日間)以内の服用で95%以上の避妊効果が得られます。スマホ処方ですから薬は宅急便での発送になるため、その時間も考慮したものです。ellaは日本では未承認ですが、欧米などでは「ellaone」という商品名で薬局で普通に入手できる市販薬です。
このように、入手のハードルの高さと緊急性を考えた時、オンライン処方は、従来の方法では諦めざるをえなかった人たちにアフターピルを届けられる、最適な手段なのです。
もちろん、アフターケアもスマホ診療で。何か心配なことがあった時、ただし今すぐ医療機関を受診しなければならないほどの問題でない、という場合は、スマホを通じて医師とやり取りできるオンライン診療は、なおのこと便利です。
厚労省が認める「例外」と判断。タイミングを逃す前に、気軽にご相談を。
しかし、こうしたオンライン処方について、厚労省医事課の担当者はハフポストの取材に「不適切な事例の可能性もある」と説明したそうです。
とはいえ厚労省は、オンライン処方を推進してきた立場でもあります。2018年3月には、安全なオンライン診療の普及のため、「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を示しています。
ガイドラインでは、基本理念として、「原則として初診は対面診療で行い、その後も同一の医師による対面診療を適切に組み合わせて行うことが求められる」と記載する一方、「例外として患者がすぐに適切な医療を受けられない状況にある場合など」に限っては「許容され得る」としています。再診であれば保険診療でさえ、オンラインで行うことが可能な場合もあることを認めています。
ナビタスクリニックでは、アフターピルのスマホ処方は、上記の「例外」にあたると判断しています。
というのも、「緊急避妊薬」ですから、望まない妊娠を防ぐためにいかに迅速に薬を届けられるかが非常に重要だからです。安全性については、海外ではドラッグストアで買える市販薬ですから、そもそも問題になりません。患者さんには事前にweb問診票を記入してからオンライン診療に臨んでいただき、医師ともスマホできちんとコミュニケーションがとれます。薬の性質から言って、顔色を見たり、触診したりすることもありません。医師が処方に必要とする情報は、対面診療と変わらずに得られるのです。

(ポケットドクターHPより)
必要だけれど迷っている、という方。迷っている時間にタイミングを逃して後悔する前に、ぜひご相談ください。
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