-知ってた? 白髪は抜いても増えない。でも、ダイエットで増えるかも?!-

2018.09.10

白髪は抜くと増える、昆布を食べると髪が黒くなる――よく聞く話ですが、実はそれは嘘。それより間違ったダイエットが、白髪の原因かもしれません。

 

【まとめ】

☆白髪は色素細胞が何らかの原因で供給されなくなった毛髪。抜くことが他の毛髪に影響を及ぼすとは考えにくい。

 

☆昆布などの海藻には色素を作る化学反応に必要なミネラルが含まれますが、それだけ食べていても栄養が足りず、黒髪にはなりません。

 

☆髪やその色素の材料はアミノ酸。タンパク源である肉や魚の摂取が大事です。ダイエットで栄養不足だと白髪になるかも?!

 

 

白髪は抜いても増えない。白髪の生える仕組みとは?

 

 

白髪にまつわる数々の都市伝説、中でも「白髪を抜くと増える」というのはよく聞きますよね。しかしこれは、真実ではないようです。

 

白髪の生える仕組みは、最近ようやく分かってきたばかり。

 

髪の毛の根元には、毛包 (毛嚢)という、毛の一本一本を取り囲む組織層があります。毛包の中ほどには、毛包幹細胞と色素幹細という、毛そのものを作り出す親玉と、毛の色を作り出す親玉、2種類がいます。この色素幹細胞から色素細胞が生まれ、色素細胞がメラニン色素を産生するので、髪の毛は色を持って生えてくるんですね。

 

このメラニン色素の種類と割合によって黒髪か、はたまた赤毛や金髪かが決まります。

 

もうお分かりの通り、白髪は、色素細胞が何かの原因で供給されなくなった毛です。マウス実験では、放射線などの遺伝子へのストレスや加齢によるDNA損傷で、色素幹細胞が増えなくなり、色素細胞が枯渇してしまうことが確かめられたそうです。

 

一方、白髪を抜くことが、他の毛包やその色素幹細胞に影響を与えるかというと、そんなことは考えにくいそうです。抜いた白髪の毛包に刺激が加わって、同じ毛穴から白髪が2~3本生えてくる可能性は否定できないものの、頻繁には起こりませんし、その程度で「増えた」と実感するほどにはなりません。ですから「白髪を抜くと増える」なんてことはないのです。

 

ちなみに、白髪には影響がないとしても、髪を抜くのは毛包を傷付けやすいのでお勧めしません。要は頭皮に怪我をさせるのと同じだからです。バイ菌が入って毛包炎(毛嚢炎)になってもおかしくありません。

 

 

昆布を食べれば白髪は黒くなる? それだけじゃ無理。必要な栄養は?

 

 

昆布やひじきが黒髪にいい」という噂もよく聞きますよね。これについては、100%嘘とは言い切れないよう。というのも、海藻には海水のミネラルが豊富に含まれているからです。ミネラルは、メラニン色素を作る化学反応を円滑にするために必要なのは確かです。

 

ただ、そうは言っても、昆布ばかり食べても黒髪は生えません。海藻だけでは、タンパク質(アミノ酸)が足りないためです。

 

メラニン色素の材料は、チロシンというアミノ酸。チロシンは体内合成されますが、その材料であるフェニルアラニンは、食べ物から摂取するしかない「必須アミノ酸」です。

 

ここでいう食べ物とは、肉や魚などのタンパク質。タンパク質はアミノ酸がつながって出来ていて、消化によって分解されて出来たアミノ酸が、体のあちこちで材料となるのです。

 

肉や魚は良質なタンパク源で、チロシンもフェニルアラニンも多く含みます。「肉は太る」と言われれるのは、一緒に脂肪の摂り過ぎてしまいがちなため。その点に気をつけるなら、積極的に摂った方がよいそうです。

 

なお、サプリメントなどでもアミノ酸は摂れますが、偏ったり過剰になったりするリスクもあります。その結果、神経伝達物質の過剰分泌につながったり、体内のアミノ酸バランスを崩したりしかねないことは、頭に置いておく方がよいかもしれません。

 

 

間違ったダイエットで、白髪が増えているかも! 若白髪なら治る可能性。

 

 

実際、タンパク質不足は白髪になりやすいようです。厳しい栄養不足を経験した人では、その時期に伸びた部分だけ白髪になっていて、毛先と根本近くはまた黒くなっている、ということがよく見られるそうです。

 

同じ理由で、間違った栄養制限によるダイエットで、白髪が増えてしまうこともあります。

 

一般的に、40歳代から生じる白髪は、加齢のためと考えられます。加齢による白髪の場合は、年齢と共に色素幹細胞が老化し、枯渇してしまうためと考えられます。

 

しかし、それより手前であれば、いわゆる「若白髪」。その場合は、色素幹細胞は残っていても休眠状態にあったり、何かの原因で色素細胞が毛管に送り込めなかったりと、機能が完全には失われていない可能性が高いのです。

 

その「何かの原因」の一つが、栄養不足ということ。先ほど説明した毛包幹細胞は、ある種のコラーゲンを産生することで、色素幹細胞に最適な生態環境を提供しています。栄養が不足してこの環境が不安定になれば、色素幹細胞が休眠状態に陥ることも想像に難くありません。

 

食生活以外にも若白髪のリスク要因として、睡眠不足 、喫煙 、過度の飲酒 、精神的ストレスなどが挙げられます。どれも活性酸素などによる酸化ストレスの影響を受けやすい状態です。

 

こうした原因を取り除いたり改善したりすることで、若白髪は治る可能性がありそうです。心当たりのある人は、生活全般を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか

 

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